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イラストレーターまつながみかのafricanとつぶやきなブログ

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たべようの話14 牛とナイフ 

 

村の食生活は、村が山にあるのか、川の近くにあるのか、
豊富なのは家畜なのか、魚なのか、野菜なのか、流通は良いのか・・・などによってそれぞれちょっとずつ異なるようで、私が長く滞在した村は川の傍だったので、食のメインは魚だった。
肉といえばポピュラーなのは牛か、ヤギか、にわとりだが、
お祝い等のサクリファイス(捧げもの、生贄)など特別な時にしかなかなか食べられなかった。

ある雨模様の午後、男達が「これから牛を殺しに行く」というので森の奥へ付いていった。
どうやら牛がマンコロを喉に詰まらせて、もう長く生きられない。だから殺して食肉にする、ということらしかった。

まず、足をしばって首を切る。
これまでも牛を殺して解体するところを見届けたことがあるが、簡単に慣れるということはない。ヤギも牛も殺される前の心細そうな瞳と、そして真っ赤な血と共に息絶えてゆく瞳を見てしまうと、いつも本当になんとも言えない気持ちになる。首を切られると、喉頭がぱっくり見えて、声にならない最期の声が聞こえる。
息が絶え、男達によって真ん中から開かれると、皮がきれいに剥がされ、ナイフやなたで肉が切り分けられ、内蔵もひとつひとつ分けて、しっかり敷き詰められた葉っぱの上に並べられていく。
そうしてその牛にはその日の晩ご飯として再会する。
野蛮な様だが、そうやって私達は肉を無駄なく、ありがたく頂く。
肉を食べるというのはこういうことだと思う。

ところで、この牛の解体をするのは、普通に村の男達だ。
この日は私の太鼓の先生達が、長老達とあーだこーだ言いながら、それぞれが随分とボロそうなナイフをその辺の石なんかで磨いで、「お前そこ切っちゃダメだよ」と、時にじゃれ合ったり、けんかしたりしながら解体していた。
大きな大きな牛を、ポケットから出してきてきたような大して大きくもないナイフできれいに切り分けるのだから器用なもんである。

そう思うと、村ではナイフが本当にいつも役に立っているし、みんなナイフの使い方が上手だな、と気がつく。
木の枝を落としたり、木の皮を剥いだり、食べ物にも、動物にも、家の修理にも、何にでもよくナイフを使っている。

でも、多くのものを持たないここで、何にでもよく使っているってことは・・・同じナイフを何にでもよく使っているということで。

ある日「ミカ、これ食べな」と渡されたフルーツに添えてあったナイフは、

これ・・・牛の時見た気がするんだけど・・・

ナイフ

結局川でゆすいでから使ったけどね。



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文化の話13 アフリカ的オシャレ 

 

基本的に、
ナチュラルよりキラキラしたもの、
ダボッとしたものよりピタっとしたものがオシャレだという感覚、
の印象。

    bodysuite.jpg

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