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イラストレーターまつながみかのafricanとつぶやきなブログ

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文化の話29 書いてもみるよ! 

 

人生って本当に不思議なもんだなぁと、ここにいるとよく思う。
大学まで出させてもらった私がこの歳になって、今一緒に過ごして学んでいる仲間は
読み書きができない。

今でこそ村でも少しずつ子供達が学校に通えるようになりフランス語の読み書きを学んでいるが、村の大人達の多く、特に年配の人々はフランス語を話すことすら難しいし、マリンケ語だって文字は存在するがそれもおそらく後付けで、読み書きが出来る人は限られているようだ。
だから外人が村に来て書き物をしていると「また書いてる」「いっつも書いてる」「外人はなんでも書く」「外人は書いてばっかりで、すぐ忘れる」としょっちゅう言われる。羨ましい部分も小馬鹿にする部分も興味もあるのだろうと思うが、真意はよくわからない。

でも確かに読み書きをしない分、彼らの生活に必要な記憶力というのは抜群によいように感じる。都合の悪いことはこれまた器用にすぐ忘れているようで、それもひっくるめて、彼らが読み書きができないことを、外人にとっての「不便」はあるが「劣っている」と感じたことはない。読み書きを「しなかった」だけなのだ。

それでも以前お話したように最近ではみんな携帯電話を持っていて、モノの話08 村の携帯事情
もちろん操作が必要になる訳で、じゃあどうするのってことになる。数字は理解しているので、番号は記憶できる。でも写真をとったり、音楽を聴いたり、それ以外は?
と、そこも、たぶん誰かに教えてもらった操作を「位置とか順番で記憶」してるんじゃないかと思う。
そこで面白いのが、電話帳だ。
例えば電話がかかってくると、文字を読み書きできない人は文字を読み書きできる人に頼んで名前を書いて登録してもらう。
ところが書いてもらった名前は読めない。だから電話する時は、また読み書きできる人に読んでもらう。けれども、いちいちそうもしてられない。もし読める人がいなかったらどうするか。

なんとなく雰囲気

で探してかけてかけちゃうのだ!
電話をかけたくて電話帳をいじっていた人が「ねぇミカ」と言って電話を差し出し、名前のリストを見せる。「これはサコって書いてある?」「いや、これはマリアムだよ」全然違うじゃん!
・・・てことが、しょっちゅうなのだ。
とりあえずかけてみて違ったら切る。

「サコ?え?」ぶちっ。「違った。」

あぁ、村のこういうざっくり具合ってたまらない。

ネタ帳が戻る

ネタ帳が戻ってきました。
ヤバそうでしょ(笑)
ネタ帳1

開けると、さらに
ネタ帳2

中身はこれなんですけどね。
ネタ帳33
フツー!!!

こういうとこ、なんともかわいいんですねー。
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category: マツ村!

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たべるの話28 ごはんの作法 

 

村での食事については以前のコラムを読んでいただくとおわかりいただけると思うが、
たべたの話11 祭りのごはん

基本ごはんとソースが別々に運ばれてきて、誰かがその時の人数とお腹の具合を見て別のお皿にごはんとソースを盛り、みんなでそのお皿を囲んで座り手で食べる。お皿には食べられる分だけの量を盛り、足りなければまたごはんとソースを足すといった具合だ。別皿に盛られたごはんは残されることはほとんどなく、食べる分だけよそうことで少しでも良い状態で他の人が食べられるようにとっておくのだ。
通常お皿に盛るのは女性の役割だが、村々を廻るお祭りではいつもライがその役目を担っていた。去年、私はだいたいライの横で大量のごはんとソースがよそわれるところを眺めていた。

今年は最初ライがごはんをよそっていたけれど、ある時彼が「ミカ、ごはんを準備して」と言った。私は8人分位のごはんとソースを、ライがやっていたように、どっさり別のお皿に盛り、彼はそれをじっと横で眺めてから「いいよ」と言った。わたしはそれからグループのごはん係になった。しばらく経って、いつものようにライが「ミカ、ごはん」と言った時、別の村の太鼓叩きが「彼女には(外人だから)できないよ」と言ったことがあった。それにライは「彼女はできるよ。」とさらりと返し、よそう姿をみたその太鼓叩きも「君はできるんだね」と言ってくれたことがある。不器用だけれど私はみんなのごはん係として、なんだか嬉しい気持ちになったのを記憶している。とは言っても、いつも「もういい!」と言われるまでソースをたっぷりかけようとしちゃうんだけどね。

そう、たかだかごはんをよそい、ソースをかけるだけなのだけれど、実はそこにもちゃんと作法があるのだ。たとえば山盛りのごはんのどこからよそうか、とか、ソースの器をどう持つかとか、ソースの量や具を入れるタイミング、片付け方なんかだ。決して難しいことではないが、彼らはよく見ている。私がごはん係になってから、みんな色々注意してくれて、私は少しずつ学び、今でもアフリカ人と同じようにはいかないが、だんだんごはん係が板につくようになった。

ごはんとソースをでっかいお皿に入れてみんなで手で食べるなんて雑なように見えるけれど(確かに行儀の悪い食事中の悪ふざけなんかはあるのだが)、そこにはちゃんとルールが存在する。そしてみんなそれをわかっている。そしてそれが私には、アフリカ文化の誇りと、食と人に対する感謝の作法に見える。
同時に今私が暮らす都会の生活の中で、見失いがちになっている何かに気付かざるを得ない。

たべようの作法

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ことばの話27 マリンケ語カイン! 

 

日本語にも「ふにゃふにゃ」とか「イライラ」とか「のろのろ」とか、改めて口に出すとなかなかおもしろい響きの擬態語がたくさんあるが、(「なかなか」だってなかなか面白いよね!)ギニアのマリンケ族の話すマリンケ語のそれもかなり面白い。
例えば、ごはんを食べ終わって「ごちそうさま!」と言うとこんな会話がほとんど毎回だ。
「お腹いっぱい?」
「お腹いっぱいだよ」
「いっぱい?」
「フェフェ!(すっごく)」

フェ!

本当に私が思っている意味で使われているのかは怪しいけれど、「すごく、とっても」っていう状態を表すだけで、その他にも「ペンペン」「コソコソ」「ピンピン」「パイパイ」・・・「トゥウェ〜ン」なんてのもある。
新鮮な響きにテンションが上がって時に、人のおっぱい(男性ね)を指差しながら「パイ・パイ!」とかやってしまうのだけれど、当然ギニア人は意味がわからないのでテンションは上がらない。そして説明しながら私のテンションも急降下するんですけどね。

私にはマリンケ語ってとっても愛着が持てるキュートな言葉だ。
まだまだマリンケ語フォラ(マリンケ語を話す人)の道のりは長いけれど、マリンケ語って楽しい!アカイン!

ちょー

category: マツ村!

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最高クロッシュ!の話26 

 

マツ村2013お楽しみに!といって、マツ太2013からのはじまり!
もはや吸収合併してもいいんだけどね。

今年で3度目となる村への旅。
私が訪れるこの小さな村へは毎年太鼓を習いに何人かのヨーロッパ人やアメリカ人が来るのだけれど、今年は誰も来なかったらしく、また私は昨年にひき続き長期滞在&単独なので、今年の私はだいぶ色んな人に注目されていた。
おかげで子供達はもちろん、長老やちょっと気難しそうなおばあちゃま達、様々な職業で働き盛りの男性や、家族を支える熟女、子供を育てるまだ若い女性、オシャレに気を遣う男の子達や、キラキラしたものが大好きな女の子達、あらゆる世代と話をし、笑ったり、遊んだり、言葉はなくとも共に過ごしたりすることができた。
この村がさらにぐんと近くなった。


ところで、私の学んでいるアフリカの太鼓はジェンベという手で叩くタイプとドゥンドゥンというバチで叩くタイプが一緒に奏でる訳だけれども、今回私はこのドゥンドゥンのクロッシュ(ベル)というパーツを日本に買って帰ろうと思っていた。
DJ&D

クロッシュは都会でももちろん沢山売っているし、日本でも売っているのだけれど、この村を含むアマナと呼ばれる地域のベルは「アマナクロッシュ」といって特徴があり、「アマナクロッシュ」を「アマナ」で買うって、「鳩サブレ」を「鎌倉」で買いました的本場感があるじゃない?(ちょっと違うか・・・)
師匠に頼むと、「◯◯村で買えるだろうから買って来る」なんて話で楽しみにしていたら、ある日突然「クロッシュ今作ってるよ」と言われた。


歩いて現場に行くと、数人のチョコロバ(おじいちゃん)やグランがいて、「そこはそうじゃない」とか「もういちどここを叩け」みたいな教えを口にしたり、いつも一緒にいるジェンベフォラが「コナクリのベルはここがこうだ」「いや、アマナはこれでいいんだ」と熱く語ったり、いろんな声が飛び交い、いつも「おはよう」と声を掛け合うムサのお兄さんが汗をかきながら重そうなハンマーを何度も振り下ろしていた。
そうこの村の鍛冶屋さんがせっせと私のための「アマナクロッシュ」を作ってくれていた。
この村のチョコロバやジェンベフォラがサポートしながら。
そして私も炭で暑くなったこの場所で、それを見ていた。
P4270155.jpg



何日かして完成品をジェンベフォラが持って来てくれた。
正直、ここではクロッシュをそんなに作ったことがないのかもしれない、と思ったけれど、この村で、この村の鍛冶屋さんがこの村に来ている私のクロッシュを作ってくれている、それだけでこれはわたしにとってなにより本物の「アマナクロッシュ」になった。
P4270154.jpg


アマナクロッシュ

そして結局自腹で溶接しましたとさ。また割れそうですけど・・・。

category: マツ太!

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マツ旅2013! 

 

ただいまギニアより帰ってまいりましたー!
行きの飛行機のちっちゃなスクリーンで『東京家族』の映画を観て、機内で鼻水を大量に流しながら号泣し、隣りのビジネスマンにドン引きされた、まつです。
みなさまお元気でしょうか!
私は、バリバリ元気!
でも・・・

マツ村の大事なネタ帳をギニアに忘れてきました!

まぁ、気を取り直してまいりましょう。

マツ村2013

間もなく始まります!お楽しみに!



category: マツ村!

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