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イラストレーターまつながみかのafricanとつぶやきなブログ

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文化の話04 トラディショナル 

 

トラディショナル、伝統的な。

私の暮らした村には電気がなく、
藁ぶき屋根のトラディショナルなお家に住んで、
トラディショナルなお茶は、その辺で摘んできたものだ。
たとえば何かに縛るヒモが必要になると、
木の皮をはいで、手のひらとふくらはぎでいとも簡単に美しいヒモを編み、
歯ブラシは森へ行って木の枝を調達する。
それもトラディショナル。
私が見て、聴いて、学んだのもこの地方のトラディショナル音楽だ。

多くの”トラディショナル”がここにはまだあり、
村の人はこの”トラディショナル”に自信と誇りを持っている。
日本の生活には色んな文明的なものがあるが、ここにいると、その文明は時に余分なモノと感じてしまう。
村にあるたくさんの”トラディショナル”な出来事がキラキラ輝いてみえるのだ。

ある時、わたしはリンパを腫らせて、寝込んでしまったことがあった。
すると深夜ファミリーがやってきて、「トラディショナルの薬を試すか?」と言った。
寝込んだことは何度かあったが、言われたのは初めてだった。
村には医者がいないのだが、私は女性二人に支えられ家の外に。
今すぐどこかへ連れていかれるようだった。
どこへ行くのかと尋ねると、「薬ができる人のところへ行く」・・・できる人?
村には魔術師のような人、占い師のような人、そういったまだまだ未知の人々がたくさんいるようだったから、
そういう人の所へ行くのだろうか。

しばらく行くと、右に曲がったところで、いつもおなじみのおじいちゃんとばったり会った。
なにかと私のことを気にかけてくれてくれるチョコロバ(マリンケ語でおじいちゃん)だ。
事情を話すと、そのおじいちゃんも、実は「薬ができる人」であるらしく、
私達は家に戻ってチョコロバにトラディショナルな薬を施してもらうことになった。

「立って、じっとしてなさい。痛いのはどこだ?」
私は痛い部分を指し、満天の星空の下で興味と少しの不安で立っていた。
家の人が何か言われて台所から白っぽい粉をひとつまみもってきた。
たぶん、炭の灰だと思う。
するとチョコロバはその灰にペッペとつばをかけ、なにやら呪文みたいなのを唱えて、
背後からその灰を私の患部にさすり付けた。

終わり。それだけ。

それが薬だなんて西洋医学だったら考えられないだろう。
でもここではれっきとしたトラディショナルの薬なのだ。

次の日私はだいぶ元気になっていた。

それは一日ゆっくり横になったからか、トラディショナルの薬が効いたからか、それは正直なんともいいがたかった。
だから私はシンプルに、アフリカが私を受け入れ守ってくれた、とそう思うことにした。

マツ村04

  ヘナ?
  がんばって描いてくれた・・・






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