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イラストレーターまつながみかのafricanとつぶやきなブログ

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文化の話15 悪いことはできません! 

 

ギニアに行ったことがあれば(他の国もしかりだけれど)、グリグリという言葉を聞いたことがある人は沢山いるだろう。
グリグリとは呪術のことで、グリグリマンは呪術師のことだ。
ギニアでは自分が幸せになりたい時も、人に復讐したいときも、この呪術師にお願いして、グリグリをかけてもらう習慣が一部ある。嫉妬心からグリグリをかける人もいるので、お金持ちしかり、多くのミュージシャンは成功を妨げる人からのグリグリをはじくグリグリのお守りをつけてたりする。そうしなければ成功を阻まれるばかりでなく、呪いによって自分や家族が病気になったり、命を奪われたりすることさえ懸念されるからだ。それだけここではシリアスな話なのである。
だから当然あんまり無神経に公にしてはいけない話で(話題にだすことも大丈夫なのか本当はよくわからない)、グリグリを正しく知りたい方は調べていただきたいし、真面目な方心配な方はここでストップ!してね。

この先は、あくまでマツ村らしいグリグリ話です。

さぁそんな訳で、まず、アフリカの人達はどんな時にグリグリを頼るかということ。
私が滞在した時に聞いたのは、
・貧乏なのでお金が欲しい(超シンプル)
・病気を治してほしい
・お金を盗まれた。犯人に呪いをかけてほしい。
・浮気がバレた。グリグリをかけられないように守ってほしい。
などである。

その願いを聞き入れるグリグリやグリグリマンはちょっとオドロオドロしいイメージがあり(一部の人は人を殺すことも出来るのだから・・・当然か)、外人にとっては「なんだかちょっとヤバそう」だったりするのだけれど、私がいた村の地域一帯はグリグリマンだらけで、すなわち私の周りはグリグリだらけだった。
なので普通友達の家に遊びに行くよーと言われたら、一緒におしゃべりしたり、お茶したりなのだろうけれど、私の場合、「グリグリマンの家」という超マニアックな散歩に連れて行かれることも少なくなかった。

グリグリマンはどんな人かというと、子安ガイがいっぱい付いたりした、いわゆる「グリグリマンの服」を着た一目瞭然の人もいれば、フツーの人で見た目だけでは分からない人もいる印象だ。一目瞭然と言ったけれど、それはグリグリでなくドンソ(猟師)の服だったりもして、正しくは私に判別はできなかった。でもグリグリマン同士はどんな格好であろうと見分けることができるそうで、「あの人はすごいグリグリマンだよ」とこっそり教えてもらうこともしばしばあった。

グリグリマンは、まずその人がどういう状況かとかどうすればよいかを見て、それからその望みに合った薬を出したり、行いを指示したりしているようだった。まず見るためには、貝だったり、石だったり、砂だったり・・・それぞれの手法で占いのようなことをする。本当にそれは様々で、私は砂のグリグリマンの砂さばきがあまりにも美しいアートのようで、見とれたことがある。

そしてその先、薬草や動物の血やそういったものを使って、お守りなりを作ったりする。

グリグリマンには直接的にものを出す人もいれば、眠って「夢の中で魂が魂を殺しに行くのを防ぐ人」とか、目玉を出して、また元に戻すとか(これには何の意味があるのかよくわからない)、浮いちゃったりとか本当に色々いるそうで、グリグリだからこうだ、とはとうてい言えるものではない。また、これを知識と言っていいのか分からないけれど、グリグリは力の方向や強さをどんどん増すこともできるようだ。グリグリの真の姿は人々、ましてや外国人に容易に見せることはまずないだろうと思う。

とにかく、アフリカの人々は目に見えないグリグリの、根拠のない痛みや狂気を操る力を、幸せをもたらせるであろう力を本気で信じ、かつ恐れていたように見受けられた。というか、あまりにもグリグリに近いところにいたので、むしろ一般のグリグリに対する印象の方が分からなく、気にもしない人もいるのか知りたいと思う。

私はグリグリさん達が傍にいて、みんな普段会って話をする分には普通のいい人達だった。でもグリグリである時の姿はやはり、見たものがほんの一部であろうと、恐怖感を覚えたこともあるし、すごいなと思った記憶もある。
傍にいたからなおさらグリグリを軽んじることは出来ないが、文化の違い、意識の根源の違いをはっきりと感じた、一つの大きな存在だ。

     ぐいぐい













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