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イラストレーターまつながみかのafricanとつぶやきなブログ

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祭りの話24 ダラモンて何だ!? 

 

5月、マリンケ族にとって楽しみな大きなお祭り「ダラモン」の時期がもうすぐやってくる。
ダラモンというのは、一ヶ月に渡り村々で行われる魚のお祭りだ。

昔、川が氾濫し、水たまりができた。水とともに流れ着いた魚がそこに住み着くようになった。それがダラ(沼)である。
村はそれぞれ自分の村のダラというものが存在する。
それは時に他の村と合同だったり、少し村から離れたところにあったりもするのだが、とにかく所有というべきか、「このダラはどこの村のダラ」というのが決まっているらしい。そして、通常魚は川で穫るが、1年に一度だけ、その沼で魚穫りをできる日がある。それがダラモンだ。

男性はスー(ソー)、女性はコモンジョーという道具を使い、ダラ(沼)で魚を穫る。
ダラ(沼)の魚をコモンジョーで穫るから、「ダラモン」というらしい。
ライスーいく
男性のスー(ソー)

コモンジョーよ
女性の網コモンジョー


ダラモンの日程は毎年違う。村の長がダラの様子をみて、「うちの村のダラモンの日はいつにします」といって決まるようだ。日程が決まるとラジオや人づてでそれが伝わり、「◯◯の後は××で、その次は△△だ。××のダラモンはすごく盛り上がる」とみんなそんなおしゃべりが多くなる。

ダラモンのお祭りが近づくと、魚を穫りに他の村から親戚が来たり、人がわんさかやってくるので、村では家をきれいにペイントしたり、新しいお洋服を新調したり、まるでお正月のような雰囲気になる。
その前後何日かで太鼓を叩いて踊ったり、ディスコがあったり、沢山のお店がでたり、タイミングを合わせて色んな決めごとやお祝いのお祭りが催される。
それが、今日はあそこの村、来週はこちらの村・・・で、村々の個性豊かに催されるのでとても興味深い。
もちろん、その村のお祭りにはその村の太鼓叩き達が一番張り切るところ(なはず)で、そこも見所のひとつだ。

ダラで魚を獲るのはだいたい2時とかそれ位の時間で、時間が近づくと人々がスー(ソー)やコモンジョーを持って、マンコロをかじりながらダラの周りを取り囲む。男女が並ぶ場所は別々だ。
そして時間が決まっているというより、村の権力者の合図とかなんとか、そんなものがかかる(らしい)と、そこにいた人々は一斉にわーっと沼に駆け込み、泥だらけになって魚を探しまわる。
ダラにイン


大きな魚が獲れると大きな歓声があがり、人が集まって来る。「誰々が獲ったぞー」と誰かが叫ぶ。獲った人はちょっとしたヒーローだ。さんざん探して小さな魚がちょっと、全然獲れないなんて人も沢山いるのだ。魚を獲った人は誇らしげに玉入れの玉を数えるみたいに、一匹一匹魚を取り出し、縄にぶら下げていく。女の人は布に包んだりしている。
ムサゲゲゲ
沢山獲れてご満悦


おのおの見切りをつけると、そのまま川へ歩いて行って泥を落とし、体を洗う。川はちょっとした公共浴場みたいになる。

夜、村では獲った魚が振る舞われる。
「これは誰々が獲った魚だ」と教えてくれる。大きな魚はだいたいがナマズで、ヌルっとしていて泥臭く、ちょっときついと感じることもある。でも、人々が暑い中今日1日何時間もかけてやってきて、泥だらけでどれだけの魚を獲っているかみていると、ただ眺めていただけの自分がこうして魚をいただけることに、ただただ感謝して、まさに「いただく」ほかにない。こんな思いをできることが、私には贅沢な食事だ。


映像、みられるかな。
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